第6チャクラは第六感や第三の目といわれるように、私たちに今までの常識や理屈を超えた直感を与え、三次元の物質世界を超えた新しい視点を与えてくれます。このチャクラでの課題は、あるがままの状況を冷静に把握すること、経験や記憶に影響されずに本能的に感じたことを認識、そして判断すること。
 また、このチャクラの開花には第1~5までのチャクラが土台となっていることを忘れずに、自己の内省を習慣化することです。

第6チャクラを発達することだけにフォーカスすると、どこか浮世離れした発言や行動をしがちになります。

しっかりとした土台の上には安定が生まれ、土台が不安定になると、当然、その上にあるものも崩れてしまいます。土台となるチャクラバランスの崩れを認識し、整えることで、本当の意味で第6チャクラは開花し、三次元での判断基準を超えた視点、全てを統合した視点、そして本質からの視点で、私達に物事の真理を見せてくれるのです。

 

歪んだ自己像について。

間違ったセルフイメージは閃きや導きを受け取る第6チャクラの働きを邪魔します。過剰な自己イメージは全てが自分のおかげだと思いこませ、逆に過小だと全て自分以外の存在のおかげだで自分は無価値だと思いこんでしまうことがあります。

“自分はこの程度の人間だから、ここまで達成できれば満足。これ以上は不可能なはずだ”と無意識に自分の可能性の頂点を決めてしまい、目標設定にあきらめが生じてはいませんか。では何が本当の自分なのか。例えば自分が苦手だと思っていたことに関して、人から褒められた時。得意だと思っていたのに結果がついてこなかった時。自己評価と他人からの評価にギャップがあった時、どちらが自分にとって真実なのか内観し、客観視するひとつのよい機会になります。

 

陥りやすい固定観念

·       もっと努力しないとダメ。

·       もっと苦労しないとダメ。

·       自分はそれに値しない。

·       人より幸せになってはいけない。

·       自分が情熱を注ぎたいと思うやりたいことが一つに定まらないとダメ

·       決めたことはやり通さなければならない

 

 

変化を続ける自然の真理について。                                                              

「物事は常に変化し続ける」という自然界の法則である真理について考えてみると、頭でその概念を理解することは難しくありませんが、実際に自分が年老いてきたことに気づいたり、愛する人の死であったり、親密だった関係にひびが入るといったことが起きると、当たり前にあったものが取り上げられたような気分に人をさせ、変化のエネルギーが自分の人生のある部分だけには及ばないで欲しいと考えてしまいます。頭で理解していたはずの真理が現実で起こることによって、途端に奪われることへの恐怖へと変わってしまうのです。人は安定、つまり変化のない状態を求める為、この真理を受け入れて生きることは難しいかもしれません。それでも、恐れの渦の中心にいる自分の意識を少しだけ離れたところから客観的に見つめることができたなら、真実とその背景にある意味への気づきが起こります。どんな状況でも、誰であっても、全く同じ明日というのは来ません。変化することは進化することで、何かひとつが完結すると、後には必ず新たな始まりがあり、そして続いていくのです。変容しながら進化していくという真理の流れの中で、今という瞬間に100パーセント生きることで、全ては適切な時に始まり、適切な時に終わるという気づきがもたらされます。すると、古いものを手放すことも自然にこわくなくなります。それにより、より視点がクリアになり、サポートや導きに気づきやすくなり、本質から生きやすくなるのです。

 

病がきっかけとなり、物事の見方やライフスタイルを見直した、という人は大勢います。これは主観的な視点から自分を切り離して、物事を客観的に見る視点を持つようになった結果だと考えることができます。

病の診断を受けた直後はまず、ほとんどの人が恐れの感情の波におぼれるでしょう。そして、何も考えられない状況から時間が経ち、少し落ち着くと、実はそれまでにも何かおかしいという虫のしらせがあったのにそれを無視していたことに気がついたという人がほとんどです。この変化は、自分の状況を振り返り冷静に見るという内省=客観視を通して訪れます。そしてこの気づきには身体の不調を知らせるという重要な役割も果たしている“直感”の存在を認めるという重要な意味もあるのです。

 

「直感に従って行動することを選択する」ことには深い意味があります。そこには自分の判断を信じて行動する自己信頼がなくてはなりません。自分の魂の声に従って行動するのか、それとも自分以外の何かに判断を委ねるのか。苦痛から逃れたい、人生をより良い方向へ運びたい、占いやスピリチュアルを通して導きが欲しいと願い、頑張っている人たちはたくさんいます。その反面、自分の中にある真実に従って行動してしまうと、物質世界で今持っている快適な環境をすべて失うのではないかと恐れ、進めなくなってしまい「待ち」の状況に停滞してしまう場合も多くあります。

真実を見つめるより、周りの意見を聞いた方がずっと容易に思えるかもしれません。ですが長い間自分に嘘をつくのは簡単でないと、だんだんとわかってくるはずです。