五行の特性
宇宙から生まれ、世界のすべてを創り上げたと言われている神聖なる5元素の特性を学んでいきましょう。
木の特性
中医学では、木が成長する姿は、幹や枝が曲がったり真っ直ぐになったりしながら、上へ外へ下へ伸びることから、成長、上に昇る、伸ばす、伸びやかなどの作用や性質があるものを「木」に属すと解釈します。また、人の体そのものを木に例えることができ、その人の中心、要、軸、丹田の様子、グランディングできているかどうかなどが感じとれます。
火の特性
中医学では、火には温熱があって上昇する性質のあることから、あたたかくする、明るくする、上昇する作用のあるものは「火」に属すと解釈します。
また、その人の火を感じることで、その人のあたたかみ、熱さ、喜怒哀楽の激しさ、穏やかさなどが感じ取れます。例えば怒りをコントロールできない人は燃え盛りすぎて火事のようになっています。
土の特性
中医学では土に種をまいたり農作物を収穫することから、生み出す、物を載せる、受け入れるなどの作用があるものを土に属すと解釈します。
そのため「土は土を除いた他の4つの元素を含むことができる」、「万物は地中から生まれ、万物は土の中に還る」、「土は万物の母である」といいます。
また、その人の母性や広さを感じ取ることができます。
金の特性
中医学では、改革、変革の質があり、清潔、浄化の作用があるものは金に属すと解釈します。
また、その人の自制心や変化への柔軟性、強さ、動じなさ、頑固さ、父性、浄化力を感じ取ることができます。
水の特性
中医学では、水には潤したり下に向かう性質があることから、寒涼、湿らせる、下に向かう作用のあるものは水に属すと解釈します。
また、その人の癒し(奉仕精神)、柔軟さ、冷静さ、浄化力を感じ取ることができます。