チャクラについて
7つのチャクラの象徴的な力
人間の身体には7つの気(エネルギー)の中心点があります。
そして、この7つの中心点には、魂が経験したいこと、自分の本質やポテンシャルを活かすための課題や学びが隠されています。
チャクラにある学びと向き合いながら、本当の自分らしさを探究していきましょう。
<7つのチャクラに表される学び>
第1チャクラ 物質世界についての学び
本当の安心とは、地に足つけるとはどういうことかを学ぶ。
第2チャクラ 自分の中心・要を整え、創造性のエネルギーを生み出すための学び
性、仕事、物欲など、物質界での支配力と向き合い、真の望みを知る。
第3チャクラ 自我、人格、それに自尊心についての学び
自分を大切にするということはどういうことかを学び、承認欲求や恐れと向き合う。
第4チャクラ 愛、許しについての学び
愛に関するすべての課題と向き合う。
第5チャクラ 意志、自己表現についての学び
意志、自分らしさを表現すること、自分の中の真実を語ることについて学ぶ。
第6チャクラ 知性、直感、洞察、叡智についての学び
直観力や洞察力を養い、より高度な意味づけや視点をもつことを学ぶ。
第7チャクラ 霊性についての学び
人生を受け入れる。人生に意味を見いだす。
1st Chakra
第1チャクラ/ルートチャクラ
〜バランスのとれた基盤〜
位置:会陰(性器から尾骨を繋いだ中間あたり)
色:赤
身体とのつながり:副腎(ストレスホルモン)、免疫系、脊髄、直腸、骨
精神面のつながり:生きる上で必要な生存本能・肉体的欲求、安心感
課題:物質世界についての学び(本当の安心とは何か向き合う)
ルートチャクラと言われる通り、第1チャクラは大地と繋がり生命力を身体に取り入れ、また、個人の安定した基盤作りをする働きをします。バランスのとれた基盤とは母なる大地にしっかりとした根を張り、がっしりと自身を支えている姿であり、“グランディング“地に足をつけ生きていく上での土台となります。また安定、安心感や物質社会とのバランスの取れたつながりをもたらします。
バランスが取れた状態
第1チャクラのバランスが調っていると、生命力にあふれ、衣食住に対する健康的な欲求が生まれます。地に足がついた深い安心感の中で自分の力で生きて行くことができるという確信がもてます。
滞っている状態
第1チャクラが弱く、バランスが崩れていると1人で生きていけないのではないかという不安感や過度の心配、自分に対する無価値感や他人への猜疑心、依存心が出てきます。自尊心が低くなり、犠牲者意識が強くなり、ときに自滅的な行為をする場合があります。また第1チャクラは直腸など排泄に関係する器官にも対応している為、不調が下痢や痔などの疾患として現れることもあり、精神面で消化しきれていない問題があるのかもしれません。
過剰な状態
逆に第1チャクラが過剰になってしまうと生存への欲求が誇張され、まるで全てのものが潜在的に脅かされているように感じる為、自己中心的で図々しくなり、物質主義で欲深く、他人を言いくるめたり、他人に冷淡で、それが何であれ、もらえるときにもらえるもの全てを奪い取るようにさせるということもあります。
2nd Chakra
第2チャクラ/丹田
~選択の力、二面的なエネルギーの理解、創造性のエネルギー~
位置:へそから4~5cm下の身体の中心(下腹部)
色:オレンジ
身体とのつながり:生殖器、排泄器、膀胱、前立腺
精神面のつながり:創造性、セクシュアリティ、感情、欲求
課題:自分の本当の欲求を知る、快・不快の感覚から二面的なエネルギーを理解していく
丹田とは気力が集まるところとされ、古代中国医学で丹は不老不死の薬、田はそれを生み出す地を意味し、古来から丹田は活力の源であると言われています。
英語でセイクラルとは神聖な場所、ヒンドゥー語でスワディスターナとは“自らの居場所”という意味です。
第2チャクラは水の元素を持ち、その変幻自在の性質は感情の動きや流れを司ります。また、月の満ち欠けと潮の満ち引きとの関係がいわれるように約70%が水で構成されている私達の身体はこのチャクラの象徴とされる月のバイオリズムと深く関係しています。創造性を生み出す力は火のエネルギーでもあるので、この両極にある二面性のエネルギーのバランスを取ることを学ぶチャクラでもあります。
第1チャクラで生存においての安心が得られ安定した人生の土台ができると、次に第2チャクラでは生きる喜びや欲求が芽生え、創造のエネルギーが生まれます。自分の魂の本質と繋がり、自分を認めることによって自分らしい人生を歩みたいという願望が生まれ、初めて自分の欲求を行動に移すエネルギーが生まれてきます。
バランスがとれた状態
第2チャクラのバランスが調っていると、生命力に溢れ、創造力を持って人生を愉しむ姿勢を持ち、素直な感情が生まれます。
内面の安定が得られ、自信がつくので人の意見に左右されないで自分の感覚を優先させることができます。
滞っている状態
第2チャクラが弱く、バランスが崩れていると感情が乏しくなる為、何事に対しても関心が持てなかったり、快、不快の感覚が麻痺してわからなくなることがあります。批判的な思考、楽しむことに罪悪感を覚えたりします。生殖器に関する機能障害や性への関心が低くなる傾向がみられることがよくあります。
丹田という自分の中心が弱くなるということは自分がなくなることでもあり、他人の意見を取り入れすぎたり自分の意志が弱くなってしまいます。
腺腫は、行き詰まった仕事や人間関係、生まれる機会を与えられなかった創造的なエネルギーが滞った第二チャクラの不調の結果だと考えられます。
過剰な状態
逆に第2チャクラが過剰になってしまうと過度に感情的になるなど情緒不安定になり、嫉妬や執着心、性依存など、人をコントロールしようとします。
柔軟性を失い、人の意見を聞けずに頑固になったりする可能性があります。
3rd Chakra
第3チャクラ/太陽神経叢/マニプラチャクラ
~内面の力、内なる自己との関係(個人の力と意志、自分自身との関係性)~
位置:みぞおちよりやや下、へその上
色:黄色
身体とのつながり:胃、脾臓、すい臓、肝臓、胆のう、背骨の中心部分、新陳代謝機能、消化器
精神面のつながり:自尊心、自信、意志力
課題:自己肯定、自己実現、恐怖心、支配欲、過去への執着、承認欲求、直感を肯定する力
サンスクリット語でマニプラは宝石の街を意味します。太陽神経叢という名からも連想されるように、このチャクラで生まれた太陽のような強く温かい光のエネルギーは個人が持っている原石を照らし出し、自分は宝石のように輝いた価値のある存在だと自覚しながら生き、その輝きを外へ向けて表現する自信や勇気、行動力を私達に与えてくれます。
バランスがとれた状態
第3チャクラのバランスが調っていると、自分という存在の価値に自信が持てるので、周囲との協調性を図りながらも、はっきりとした自分の意思を素直に表現することができます。自分の望みを知り、現実化させるべく行動に移す意欲、目標達成まで継続する力がついてきます。
滞っている状態
第3チャクラが弱く、バランスが崩れていると自信がなくなる為、周囲の反応に不安や恐怖を覚え、他人の意見に左右されやすくなったり、恐れから行動を起こせないという状態になります。緊張による急性の消化不良などは自己価値が脅かされる不安から起きる症状の例としてよくあげられます。
過剰な状態
第3チャクラが過剰だと、人はプライドが異常に高くなり自分本位で頑固になり、支配的になったりしてしまいますが、このような性質を持つ人は他人へのパワーと影響力があり、最終的に偉大な指導者につくことがしばしば見られるので競争社会では評価されることもあります。ですがワーカホリックになりやすく、自分への関心事に集中するあまり直線的で排他的なものの考え方をするので、ぎくしゃくした人間関係に苦しみがちになります。
また、攻撃的になることだけが第3チャクラが過剰に働いてる印ではありません。たとえば、お世辞を言ったり、過剰にプレゼントしたり、自分の都合のよい限り良い人を演じるといった行動と引き換えに安心感や保証を得ようという些細な行動に示されますが、これも人をコントロールしようとする支配欲からきています。第3チャクラには支配欲と向き合うという課題があります。
4th Chakra
第4チャクラ/ハートチャクラ/アナハタチャクラ
~感じる力、愛を受け取り与えること~
位置:胸の中心部分
色:緑色(またはピンク)
身体とのつながり:心臓、循環器系、乳房、胸腺、肺、肩、腕、手、横隔膜、アレルギー
精神面のつながり::愛情、感情、癒し、思いやり、慈悲
課題:執着、許しの心、信頼、人や自分を癒す力、無条件の愛、感じる力を養う
私達が普段耳にする音は二つの物質がぶつかることで生まれますが、サンスクリット語でいうアナハタとは「二つのものが触れ合って立つのではない音」と解釈され、そもそも存在している音、根源的な宇宙の音、終わりや始まりのない聖なる響きである“オーム”を指します。第4チャクラの課題となる無条件の愛に示される様に常にそこに存在し、与え、また受け取るといった循環するエネルギーを指します。
様々な感情を司り、今の自分がどんな風に物事を捉えているかを感じることを教えてくれます。肉体と繋がりの深い第1~3チャクラと精神と繋がりの深い第5~7チャクラの橋渡し役となり、物質世界と精神世界のどちらにも偏らないようバランスをとる役割をします。
バランスがとれた状態
第4チャクラのバランスが調っていると自分への愛情と安心感で心が満たされることで条件付けをせずに人を愛することができます。
滞っている状態
第4チャクラが弱くバランスが崩れていると自己否定や感情の抑制がひどくなる為、無表情になったりします。過去に傷ついた恐れから人間不信に陥ったり、自己防衛の為、愛情を受け取ることができなくなる場合もあります。人や物、仕事などに対して抱いた過去の感情(思い出)に執着し、執着=愛情だと勘違いする場合があります。
過剰な状態
第4チャクラが過剰に働くと偏った愛情を求めたり、依存関係を作り出してしまいます。また周りのエネルギーに過剰に同調することで情緒不安定になることがあります。母性が強すぎて過保護になったり、不必要な場面で手助けをするなど、他人のことに必要以上に立ち入って余計な世話をやくことがあります。
5th Chakra
第5チャクラ/スロートチャクラ/ヴィシュダラチャクラ
~意志の力、自己表現~
位置:喉
色:青、アクア色
身体とのつながり:喉、甲状腺、気管、耳、鼻、口、歯と歯茎、食道、視床下部
精神面のつながり:自己表現、誠実さ
課題:コミュニケーション、自己表現、支配欲、真実を語る
第5チャクラは喉に位置するチャクラで英語でいうとスロートチャクラ「喉」をさし、感情表現や自己表現などコミュニケーション全般を司ります。サンスクリット語では「浄化」を意味するヴィシュッダチャクラとも呼ばれており、頭で理解したことや心で感じたことを第1~4までの課題で培われた個々の浄化フィルターを通して言葉(言霊)にすることで、自分自身を創造的、効果的に表現することが可能になるだけでなく、他者との相互理解も深めます。
バランスがとれた状態
第5チャクラのバランスが整っていると、自分の魂に正直な表現ができます。コミュニケーション能力が高く、自分の思っていることを上手く周囲に伝えられることで、現実を創造しているという意識が強くなり、生きる喜びに満たされます。また、魂に正直に生きることで直観力も研ぎ澄まされ、他者とのコミュニケーションの中で、シンクロが起きたり、相乗効果で新しい発見や進歩が得られます。
滞っている状態
第5チャクラが弱くバランスが崩れていると相手の反応に怯えたり、不安から感情表現が上手くできなくなります。相手に自分の意見を聞き入れてもらえないという思いから喉の不調が起きたり、難聴などの症状に表れることがあります。
過剰な状態
第5チャクラが過剰に働くと、コントロール欲から排他的な発言をしたり、独りよがりで勝手な判断を基に自分のルールを他人に押し付けてしまいがちです。また自分の立場を守る為や同意者を得る為に、本当の自分ではない何かを演じようと虚勢をはったり嘘をついたりします。
6th Chakra
第6チャクラ/サードアイチャクラ
~直感力、客観視(内観力)~
位置:額の中心(眉間のあたり)
色:藍色
身体とのつながり:脳、神経系、目、耳、鼻、脳下垂体
精神面のつながり:知性、真理、理解力、直観力、想像力、判断力、記憶、集中力、洞察力
課題:自己の内省‐自分を外側から冷静に見ること。固定観念
第6チャクラはサンスクリット語でアジナーと呼ばれ「知覚する、指揮する」という意味です。第三の目として知られており、眉間のあたりに位置し、直感、インスピレーション、霊的な視力「ヴィジョン」を司ります。このチャクラにより私達は周りで起きている物事や状況を、また自分自身についても歪みなく捉えることができるようになり物事の本質を視ることが可能になります。
バランスのとれた状態
第6チャクラのバランスが整っていると直感に優れ、且つ、知性を働かせた冷静な判断ができます。自分の夢や未来に対して信頼感が持て、自分の描く理想の未来の方へと自分を導くことができます。
滞っている状態
第6チャクラが弱くバランスが崩れていると思い込みや固定観念が自分の未来を創造することを邪魔してしまい、自分を無理に縛ってしまうことがあります。また恐れから目標設定が低くなり、行先を失った意志が頭の中で堂々巡りをする結果、集中力に欠けてしまいます。
過剰な状態
第6チャクラが過剰に動くと自分のことが冷静に見れなくなるばかりか、他人に対して独裁的になり、理論的な判断のみに囚われてしまいます。自分の直感が全て正しいと思い込み、他者に偽りの真実を強要してしまうことも。インスピレーションとエゴの違いが判断できなくなります。
7th Chakra
第7チャクラ/クラウンチャクラ/サハスラーラ
~宇宙とのつながり~
位置:頭頂部
色:紫、白・金(光)
身体とのつながり:松果体、神経系、皮膚
精神面のつながり:人生に対する信頼感、統合
課題:自己の超越。目に見えないもの、宇宙とのつながりを受け入れられるかどうか。思考からの解放。
第7チャクラは第1~6までのチャクラのバランスが整うと開くとされている最も霊的なチャクラで、エネルギーが綺麗に回転している時、王冠のように見えることから英語ではクラウンチャクラと呼ばれています。サンスクリット語ではサハスラーラ「千枚の花びらをもつ蓮」を意味し、人間の枠にとらわれない高次のエネルギーとのつながりを表します。
バランスのとれた状態
第7チャクラがバランスのよい状態で活性化していると、いわゆる「悟り」を得て、自分や自分を取り巻く自然と宇宙の全てのものが一体であることを理解し、感じます。上下、優劣関係なく、自分が満たされているという感覚がもたらされます。魂の目的を理解し、ビジョンやインスピレーションを受けて自由な感覚で生きることができます。
滞っている状態
第7チャクラが滞っていると、生きる目的が分からない、誰からも理解してもらえない、といった感情から孤独感を感じることがあります。
過剰な状態
躁鬱状態、行き場のない過剰なエネルギーに悩まされる。光や音などの環境要素に過敏になります。スピリチュアルなことに依存しすぎてしまうか、逆に全否定してしまう。めまいや、立ち眩み、意識がぼんやりしたり、自分が無敵なように感じられたりする。